元々は農家でした。
プランター栽培のワンポイント情報をお伝えする前に私の経歴から少しお話しさせていただきます。
京都府福知山市にあります定時制の農業高校に在学。19歳の春に農業の道を目指すキッカケがあり漠然と進む事を決めました。
そこから25歳まで農業の会社に勤め基礎を学びながらプロの指導をしていました。
26歳〜32歳までは、鳥取県大山町で2.5町部の畑で作物を管理しながら個人で営業している飲食店に自分の野菜を売り込みに行き生活をしていました。
主力にしていた野菜は、イチジク・コカブ・ナス・ネギ・葉物類を栽培していました。
しかし、コロナが流行り出し取引先の飲食店が店を畳む状況で先の見通しがつかず残念ながら
経営を断念する道を選びご縁があり現在風俗スタッフとして働いています。
作物を栽培する上で最も重要なポイント
さて、米子市は去年より雪の積雪量が少なかった様に感じます。もうすぐ春です!
3月上旬は雨が多くなる予報です。中旬から下旬にかけて、家でも簡単にプランターで栽培できる作物&ワンポイントアドバイスをお届けしようと思います。
まず!作物を作るにあたり1番大事なポイントそれは『土』です。それと光合成の仕組みを覚えるです。

極端な例ですが水の張ってない田んぼの様な土では根が張りづらく充分な栄養を蓄えれず作物は育ちにくいです。
反対にフカフカで水やりをしてもスッと水はけの良い土はすくすくと育ち病気にもなりにくいです。
完璧な土づくりこそ作物が豊かに育つ秘訣です!!
ホームセンターで選ぶべき土は、窒素、リン酸、カリ成分が入った培養土をおすすめします。
その中でもリン酸成分が多めに入っている物を使うと⭕️
リン酸成分は、日照不足時に充分な光合成ができない時に役立ちます。特に実の初期・肥大期
この時に光合成ができていないと生育の遅れや病気の原因になってしまいます。
そんな時に蓄えていたリン酸成分を使って花芽が沢山付き実の肥大や生成量がぐーんと伸びます。
最近実の成りが悪い!!と感じている方は、水溶性リン酸を希釈して使用してみてください!
シュンギク栽培について

栽培期間:3月中下旬〜11月中旬まで
プランター:標準サイズ
タネの撒き方:点撒き、バラ撒き
間引きタイミング:本葉3葉期、本葉5葉期
追肥:しなくても良い。中耕作業の方が効果あり
病害虫対策:アブラムシ
病害虫に強く安心して栽培できる品種の代表『中葉春菊』さんです。
大きくチェック項目にまとめましたのでここからは、ワンポイントアドバイスのみさせていただきます。
ポイントは『間引きと中耕のタイミングは忘れるな!』です。
発芽初期の頃に間引きしてしまうと根が傷つきやすく枯れる原因にもなるため
間引きの最初のタイミングは本葉3葉期、根がしっかりしてきた本葉5葉期にするのがオススメです。
追肥については、実の成り具合や草体の生育スピードが遅れている場合は必要ですが
基本的には元肥のみで充分です。窒素成分の肥料をやりすぎると硬くなり筋張る場合がありますので
窒素成分少なめでリン酸成分が多い肥料を選ぶのがベストです。
中耕作業はした方がいいです。
中耕とは、水やりで硬くなってしまった土を耕し空気を入れてあげる事を言います。
根から少し離れた土をほぐして、土を慣らし風対策にシュンギクの根元に土を寄せてあげると効果的です。
中耕後は、速効性の水溶性リン酸を水やりと一緒にしてやると良いです。
病害虫に関しては、春菊自体が持っている匂いが忌避効果がありますがアブラムシはやってきます。
次のコカブ栽培でアブラムシに関しての駆除方法を載せてますのでご覧ください!
コカブ栽培について

栽培期間:3月中下旬〜11月中旬まで
プランター:標準サイズ
タネの撒き方:点撒き
間引きタイミング:本葉3葉期、本葉5葉期
追肥:しなくても良い。中耕作業の方が効果あり
病害虫対策:アブラムシ、ヨトウムシ、アオムシ
病害虫には弱いですが私が栽培していた『サラダカブはくれい』さん。
栽培ポイントは『土寄せ、間引き、中耕は忘れるな!』です。
種まきは点撒きがオススメで、間引きのタイミングは本葉3葉期、本葉5葉期に行います。
追肥については、実の成り具合や草体の生育スピードが遅れている場合は必要ですが基本的には元肥のみで充分です。(※追肥タイミングは2回目の間引き、3回目の間引きに行ってください。)
株元付近や上からばら撒きせずに少し離れた場所に肥料をあげると良いでしょう。
こちらも間引きの後に中耕作業はしておいた方がいいです。
病害虫対策は、アブラムシ、コナガ、アオムシ等になります。手で潰す事もできますが
蝶々が飛び始める前に予めトンネル設置をして対策しておくのがオススメです。
アブラムシに関しては、牛乳を水に1:1の割合で混ぜてスプレーでかけてやると窒息死させれるので農薬を使いたくない方にオススメです。
最後に
極めればその作物が何を欲しているのか?が自然とわかってくると思います。毎朝、作物の顔を見てやると変化に気づけると思います。
今回は、シュンギク・コカブの情報をご紹介させていただきました。定期的に野菜栽培を掲載予定です。こんな病気出た時どうしたらいい?この作物の作り方は?など些細な内容からお答えさせて頂きますので、コメント欄からお気軽にお書きください!
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